上り坂か下り坂か、道は二つに一つ。(アレックス・ロドリゲス)
人生は1回ですから、自分の未来をワクワクなものにしていきたいですね。
私たちは上り坂も、下り坂も選択できるのですが
多くの人は一度失敗すると、自分の存在を否定されたように感じ
次の行動をあきらめてしまい、未来を自ら暗くしてしまうのです。
一方で、失敗してもあきらめすに、上り坂を選択する人たちもいます。
冒頭のアッレクス・ロドリゲスなどは、失敗を気にせず、絶えずチャレンジしています。
キャロル・S・ドゥエックは、マインドセット「やればできる! 」の研究の中で
人生をポジティブにする方法を紹介しています。
人生はマインドセット(心の持ちよう)によって
左右されるというのが、キャロル・S・ドゥエックの考え方です。
スタンフォード大学心理学教授のキャロル・S・ドゥエックは
多くの経営者や教育現場を研究する中で
「Growthマインドセット」(しなやかマインドセット)と
「硬直」マインドセットという2つの心の持ちようがあることを見つけます。
Growthマインドセットとは、努力次第で自分の能力を伸ばせるという考え方で
このマインドセットによって、人生をワクワクなものに変えられます。
たとえ、問題があっても、行動によって乗り越えられると考えるのです。
逆に、今ある能力で「できない」と判断したら、挑戦をしない人たちもいます。
この硬直マインドセットを持つと、人生はつまらなくなるので
マインドセットをしなやかなものに変えたいものです。
勉強、ビジネスだけでなく、人間関係までもこのマインドセットに影響を受けます。
どの分野でも長期的に成功している人たちは
しなやかマインドセットという共通点があることを本書から学べます。
本書を読むと、能力や才能は生まれつきではないことがわかります。
特に、ジャック・ウェルチやルイス・ガードナーなどのケーススタディが勉強になります。
しなやかマインドセットのリーダーの世界に移ると会社の空気は一変します。
世界の明るさが増し、エネルギーと可能性が満ち溢れるのです。
彼らは硬直マインドセットを根絶し、しなやかマインドセッットで会社を改革していきます。
しなやかマインドセットの経営者は、人間の、自分の、そして他者の、潜在能力と成長の可能性を信じるところから出発する。そして、自分の偉大さを証明する舞台として会社を利用するのではなく、自分と従業員そして会社全体が成長していく原動力としてそれを活かす。(キャロル・S・ドゥエック)
ジャック・ウェルチはGEの現場に行き
工員や社員と話し、その声に耳を傾けていたのです。
彼は従業員の話を傾聴し、彼らに敬意を払い、従業員を育成していったのです。
社長という立場ではなく、仲間として社員と共に会社を成長させました。
彼はいつも心から楽しみ、大いに学びながら
経営という旅を続け、社員と一緒に成功をつかんでいったのです。
状況に乗り、状況に振り回されるばかりで、どこへも向かうことができないボスが多すぎる。そのような人はボスにはなれても、リーダーにはなれない。リーダーとは、組織への忠誠を云々する人ではなく、目的地への旅ー人々が力を合わせて学びながら進む、よろこびに満ちた旅ーについて語れる人である。(ウォーレン・ベニス)
「結果」は「成長」のためのフィードバックなのです。
失敗してもそこから学び、行動を続けることで
私たちは、成功を手に入れられるのです。
楽天主義も悲観主義も一つの思考習慣によるものです。楽天家の人生が楽しく、悲観主義者の人生が暗いのは当然です。どちらもそれを望んだからです。(ジョセフ・マーフィ)
障害にあったら、しなやかなマインドセットを活用し
未来を明る捉えることで 人生をよくできるのです。
ものの見方、マインドセットを変えて、人生は楽しくしていきましょう!