とにかくビジネスでは、商品ではなくて、お客さんの感情にフォーカスしてください。
お客さんが
「何に恐れて」いて、
「何を不安」に思って、
「何にフラストレーション」を抱えて、
そして「何を望んでいる」のか。
とにかくお客さんのうわべの言葉とか、理屈じゃなくて感情にフォーカスしてください。
僕も、催眠で、暗示文を書くときに、また、コピーライティングでレターを書くときに、まず、ターゲットとなる見込み客のお客さんとそっくりな人とスカイプをいっぱいするんですね。
質問とかしていると、最初はきれいなことを言うんです。
きれいごとを言うんですね。
なんかビジネスを大きくしたいとか。
でも、どんどん掘り下げていくと、結局人にはあまり言いたくない欲望とかが隠れているんです。
そういう隠れた感情を意識するということです。
例えばですけれど、高級バックを買った人にその理由を聞くと、
「いいものは長持ちするからね」とか
「安いものを何回も買うなら、いいものを一つ」とか
なぜか自分を正当化する理屈を並べ立てていくんです。
なんですけど、高級バックを買った本当の理由は、実は違うんですよね。
本当の理由は
「人から尊敬されたい」とか、
「うらやましがられたい」とか、
「優越感に浸りたい」とか、
「成功者に見られたい」とか、そういった感情なんです。
あくまでも最初に説明してくる理屈というのは、
それらの感情で買ったことを
「自分は正しいんだ」というふうに正当化しているだけなんですよね。
「人は感情で物を買い、論理で正当化する」んです。
人は感情で物を買うんです。
だからビジネスをする上では、たとえあなたがどんな業種や商品、サービスを扱っていたところで、お客さんや見込み客の感情にフォーカスしてください。
お客さんは恥ずかしがり屋なんで、本音を隠して、もっともらしい言葉を並べてきます。
でもそこで、貴方が、感情にフォーカスすれば、本当にお客さんが求めている本音を暴くことができます。
貴方は、それらの感情を満たしてあげる商品を作ってあげれば、間違いなくその商品は売れます。
だからコピーを書くときでもレターの最初に
「長持ちしますよ」って伝えてはだめなんです。
高級バックのレターを書くときも、まず最初に
「人から尊敬のまなざしで見られます」とか、
「成功者に見られます。」とか、
感情を刺激してからそのあとに、
論理的に「長持ちしますよ」とか、
本革だからいいものなんですよとか伝えなければいけないんですね。
とにかく人は、感情で買うということを絶対に覚えていてください。
「感情にフォーカスする」
これは他のどんなビジネスにおいても、最も重要なことです。