カウンセリングを受けるにあたって知っていてほしいこと。

カウンセリングを受けるにあたっては、特に気を付けておくことはないのですが、
少しだけ、理解をしておいて欲しいことがあります。

基本的には私側、つまりセラピスト側がすべてを整えます。

お客さんとして、よく知っている人ならいいのですが、
普通は初めて、ですよね。

初めてなのに、何を準備すればよいかなんて、わからないです。

最初に訪問するときも、期待と不安でドキドキしながら、門をたたくのが普通です。

そんな人に、あーしろ、こーしろと、お願いすることはありません。

場所一つにしても、どんな作りがいいのかがわからない。

私と、貴方が、近い方がいいのか、それとも、遠い方がいいのか。
向かい合った方がいいのか、横に並んだ方がいいのか。
明るい方がいいのか、暗い方がいいのか。
音は聞こえたほうがいいのか、ない方がいいのか。
リラックスできる、ハーブ系などのにおいがあったほうがいいのか、ない方がいいのか。
視界に入ってくるものが多い方がいいのか、ない方がいいのか。
座る椅子はどんなのがいいのか。
テーブルは?お菓子は300円まで?

などなど、わからないことだらけですよね。
だから、準備から私たち側が行うのがベターなんです。

ちょっと、話が脱線し始めましたが、
つまりは、貴方は何も考えなくていいということ。
これを念頭に置いていてほしいのです。

全ては、私たちが準備します。

ただ、
どうしてもできないことが一つだけあります。
それを貴方にしてほしいのです。

それは、「貴方が、貴方の意思で、私のもとへ訪れること。」
これが重要なのです。

カウンセリングをするにあたって必要不可欠なのは、貴方の意思です。

貴方が、悩ましい現状から脱却しようとする意志が必要なのです。

病は気からと申します。
「治っても治らなくてもどっちでもいいんだけどねぇ~」との思考は
百害あって一利もありません。

貴方が、何を望むか、その気持ちがどれだけ強いかが終了後の効果に重大な影響を与えます。

確かに、催眠は古来より重宝され、その実力も確かなものです。
ヒトラーが大衆心理をつかみえたのもこの要素が大きいのです。

ただ、この場には私と貴方しかいません。
他の人間はいないのです。

二人で紡ぎだしていく貴方の成功のストーリーなんです。

主役の貴方のベクトルが右や左にぶれてしまうと、
誘導自体も不安定なものになります。

すると、効果が出なくなります。
ベクトル、力の合成は中学の時にならいましたよね。
覚えていますか?

同じ方向のベクトルは2倍にも3倍にもなる。
でも反対方向のベクトルはお互いに足を引っ張り合い、力はゼロになる。

全力でベクトルを合わせるのが我々の仕事です。
必死に合わせた二人の合成ベクトルが次の瞬間逆を向くと成果をゼロに台無しにしてしまうのです。

つまり、成果を得たいならば、ベクトルは一定の方を向くべきであるということです。

貴方の人生のベクトルが、まっすぐと幸せの道を指示していることを確認してください。

そうすれば、自然と、幸せが貴方の元へとやってくるでしょう。

 高橋

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