借金地獄に陥った主婦「友達が伊勢丹しかいない…」 スピリチュアルにハマり、カードの限度額300万円使い切る

 普通の生活を送っていたのに、気がつけば貧困と呼ばれる状態に陥っている女性が増えている。心の隙間を埋めるために物を買いまくる“買い物依存症”。夫から充分な生活費がもらえず、借りてしまう妻。多額な返済に苦しむ奨学金問題など、借金をする理由はさまざまだ。SHELLYがMCを務める『Wの悲喜劇~日本一過激なオンナのニュース~』の第14回では、借金地獄女子をテーマに当事者が赤裸々に語った。

「大きな借金のきっかけは、子どもが保育園に入れなかったこと」と話すのは、数百万の借金を背負い、現在返済中だという主婦の福士貴美子さん(仮名)。結婚当初から夫は会社を経営しているため、自宅にはあまり帰ってこなかったという。

子どもが産まれてからはストレスがたまり、夫と衝突。夫から無視をされたり、夫が家に帰ってこなかったりする日々が続いた。保育園に入れなかった子どもは、預かってもらうだけで月に12~13万円ほどかかるプリスクールに通うことになった。プリスクールに通うママ友たちは華やかな生活をしている人たちばかり。夫との関係のストレスに加え、ママ友たちとの差を見せつけられた。「心理学講座に行ってみたり、ビジネス講座に行ってみたりしました。すると、『いいじゃないこんなに生活費もらっているなら』と心理学カウンセラーから言われて…母に相談しても、昭和一桁生まれだから『いいじゃない』と言われ……もうお友達が伊勢丹しかいないみたいな」と、当時を振り返った福士さん。結果、福士さんはスピリチュアルカウンセラーにのめり込むことになる。

福士さんは「1時間5万円くらい払うスピリチュアルカウンセラーは、私の話を否定しないんです。”運が強いから大丈夫”って言ってくれて、すごく救われる」と話した。カウンセリングの支払いは現金。通う頻度が増していくごとに現金がなくなり、生活費や育児費用などカードで払えるものはカードで払うようになったという。「カードの限度額に到達するまで、300万円ほど使いました」と話し、完済するまでにはこれから十数年ほどかかるという。

 過去に買い物依存症で借金をした経験があるファイナンシャルカウンセラーの西村優里さんは、大学に入学し、アルバイトを始めたことをきっかけに買い物依存症になった。西村さんは「バイトで月20万円くらい稼いでいて、洋服だけで15万円使いました。だんだんお金の使い方の感覚が麻痺した」と話す。

お金が手元になくなったらリボカードで支払い、それが足りなくなったら消費者金融に借りていたという。社会人になり、就職で東京にきてからは毎月決まったお給料が入るために買い物依存症はエスカレート。最終的には500万円の借金を背負っていた。

西村さんは幼少期に父親が酒乱で抑圧された生活を送っていた。お金と時間が手に入ったことで一気に欲望があふれたのではないかと推測する。「最終的には、借金を返すために消費者金融に借りるっていう自転車操業になってしまった」と話す西村さん。あるとき、消費者金融からお金を借りることができなくなったことに気づき、頭が真っ白になった。「それまではむしろお金を借りて返しているから自分はうまくやっていると思ったんです」と当時を振り返った。西村さんはそこではじめて司法書士の先生のところへ行って自分の借金を全部洗いだしたという。

(AbemaTV/『Wの悲喜劇~日本一過激なオンナのニュース~』より)


騙される方が悪いとか人は良く言うけど、これは、どうなのかなぁ。

カードの上限金額一杯まで行ったことはあるけど、一度経験したら普通は素に戻る。

でも、一番近くに寄り添ってくれる人が、まだまだ大丈夫って、そそのかして(励まして)くれたら、「そうかな」とつい口車に乗ってしまいそう。

自分も気を付けないと、と思う一件だ。

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