神戸製鋼所の検査データ改ざん問題で、複数の元役員が在職中に不正を認識していたことがわかった。これまで神鋼は、工場の管理職を含めた従業員数十人の関与を認めていた。不正を知りながら役員が長年放置してきたことになり、神鋼の法令順守の姿勢がさらに厳しく問われそうだ。
神鋼の役員経験者の中には、アルミ・銅製品の製造拠点の工場長など、生産現場にいたOBが複数いる。関係者は「(不正を知っていたのは)1、2人ということはない」と話した。
工場勤務時代に現場で改ざんを知った後も、役員会などでこうした事実を報告せず、黙認してきた可能性が高い。役員たちが黙認してきたのは、「不正製品でも品質には問題がない」との判断があったとみられている。
神鋼のこれまでの調査では、現場の管理職がかかわる組織的な不正が行われていたことがわかっている。10年前に行われていた例もあった。一方で、川崎博也会長兼社長と梅原尚人副社長は、アルミ・銅製品をつくる工場でのデータ改ざんについて知ったのは、今年8月末が初めてだったと記者会見で説明してきた。
一連の不正について、弁護士でつくる外部の調査委員会が現在、全容解明や原因究明を急いでいる。役員経験者による不正の認識や関与の度合いも調べると見られる。
朝日新聞社
最終更新:11/4(土) 7:34
朝日新聞デジタル
神戸製鋼大荒れですね。
でも、振り返ってみたら、自分はどうでしょうか。
これくらい、すこしなら、
みんながやっているし。
「赤信号、みんなで渡れば怖くない。」
そんな言葉で自分を許していませんか?
日本人って、周りと違うことをすることに慣れていません。
村意識が強く、人と違うことをしたら追い出されるかもしれないという気持ちがある限り、
この問題は、根深く、簡単には解決できないし、再発も容易にしてしまうでしょう。
自分を律するためにも、
神戸製鋼の問題を自分にフィードバックしてみる必要があるのかもしれません。