運航会社社長「深くおわび」=河西さんから「助けて」―機長人柄しのぶ・小型機墜落

6/4(日) 19:28配信

時事通信

 富山県の山中に墜落した小型機を運航する新中央航空(茨城県龍ケ崎市)の長浜滉社長(69)が4日、東京都調布市の調布飛行場で記者会見し、「痛ましい事故を起こしてしまい、深くおわびします」と陳謝した。

同社によると、墜落直後とみられる3日午後2時50分ごろ、死亡した河西勝基さん(21)から、長野県の松本空港にある同社松本運航所に「助けて、助けて」と携帯電話で連絡があった。応対した整備士が「場所はどこだ」と尋ねると「外が真っ白」と動転した声で答えた。

その後、「前の2人は意識がないようだ」「体が動かない」「痛い、寒い」と興奮した様子で報告。やりとりの最中、別の社員が警察に連絡し、駆け付けた警察官が通話をいったん切り、河西さんに110番させるよう指示した。

同機は、墜落など衝撃を受けた際に自動で信号を出す救命無線機を積んでいたが、発信があったかは不明という。

松本運航所の西野厚所長(59)らも記者団の取材に応じた。亡くなった木下孝雄さん(57)について「非常に残念。優秀で明るく、貴重な存在だった。あれほど慎重だったのになぜあの状態に陥ったのか」と話した。

パイロットの柴田健吾さん(66)は、木下さんについて「がっしりした体格で温和だった。お酒は飲めないが付き合いにまめに出てくれた。お客から信頼を受け、名指しで申し込みがあった」と振り返った。


墜落して電話があったんだったらもっと対応のしようがあったのでは?

「ごめんなさい」と謝って済む問題ではない。

現場の状況を理解できない司令部組織は災厄でしかない。

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