【ロンドン三沢耕平】英総選挙(下院選、定数650)は9日午後(日本時間同)までの開票の結果、メイ首相率いる保守党が改選前から議席を減らして単独過半数を割り込み、どの政党も過半数に満たないハングパーラメント(宙づり国会)となった。メイ首相は9日午後、続投する意向を示し、北アイルランドの民主統一党(DUP)と新政権の樹立を目指すと表明。欧州連合(EU)からの離脱交渉についても予定通りに進めると強調した。
英BBC放送によると、各党の獲得議席数は、保守党318(改選前330)▽最大野党の労働党261(同229)▽北部の地域政党スコットランド民族党(SNP)35(同54)▽自由民主党12(同9)▽DUP10(同8)。総選挙に伴う宙づり国会は、1974年2月、2010年5月に続き3度目となる。
メイ氏は9日午後にバッキンガム宮殿に出向き、新しい政権の樹立に向けた準備にかかる方針を伝えた。その後の演説で「我々はDUPとともに協力し、EUとの新しい関係を築いていく」と述べた。BBCによると、DUPは重要法案の採決などで保守党を支持する閣外協力となる見通しだ。
ただ、「強い政権基盤」を求めて解散に踏み切ったメイ氏の責任論は避けられず、EUからの離脱交渉にも影響しそうだ。労働党のコービン党首は再選後の演説で「首相は国民の信任を求めて総選挙を実施したが、信任は得られず、信頼を失った」と述べ、退陣を求めていく意向を示した。
英国民はみんなどっちを向けばいいのかわからないんだろう。
将来のことは誰にもわからない。
ただ、一生懸命前に向かって進むだけ。
立ち止まるわけにはいかないから。
人生も、国の行く末も、立ち止まってはいけない。
まるで、自転車をこいでいるかのようだ。
|
|