国産初のジェット旅客機MRJを開発する三菱航空機が、2017年3月期決算で510億円の債務超過に陥ったことが分かった。開発の遅れで航空会社に機材を納入できないため損失が膨らみ、負債が資産を上回る状態になった。
6月30日の官報に掲載された同社の決算公告で判明した。三菱航空機はMRJの設計変更などにより、これまでに開発延期を5度表明。初号機の納入は当初より7年遅れ、現在は2020年半ばを目指している。機材を納入できない状態で売り上げが計上できず、開発費用がほぼそのまま損失につながっている。今年3月末の累積損失額は1510億円に達した。
非上場企業の三菱航空機は、親会社の三菱重工業などから計1千億円の出資を受ける一方、三菱重工からの借入金で事業を進めている。そのため、債務超過であっても「銀行からの借り入れがなく、資金的に行き詰まるわけではない」(三菱重工幹部)という。決算公告によると、17年3月期の純損益は511億円の赤字だった。
朝日新聞社
最終更新:7/1(土) 21:11
提供元:朝日新聞デジタル
MRJ開発遅れてたんだね。
国産のジェット機だからちょっと期待していたんだけど、日本の技術はまだ他国に追い付かないのか。
ボーイングなどのとの技術提携である程度は技術力を高めているのに、伸びない理由は何なのか。
資金面か、会社組織のしがらみか、単に能力不足か。
いづれにせよ、飛行機の開発くらいできないと、一流の技術立国ということは出来ないだろう。
ゼロ戦のような戦闘機を作れと言っているのではない。
むしろ、ゼロ戦のような素晴らしい飛行機を作れた日本が、
戦後70年以上経過しているにもかかわらず、
飛行機の1台も作れないのが情けない。
お隣の国では、バンバン作れるのにね。
本来なら、国を挙げてでも、日本のメンツを守るべき事態ではないだろうか。
|
|