歌舞伎俳優・市川海老蔵(39)が長男・堀越勸玄くん(4)と親子宙乗りを披露する東京・歌舞伎座「七月大歌舞伎」(7月3~27日)の宙乗り安全祈願修祓(しゅうばつ)式が29日夜、同所で行われ、海老蔵、勸玄くんが出席し、舞台の安全を祈った。
来月3日開幕の公演に先立ち、執り行われた修祓式。宙乗りなどの特別演出を行う際、舞台が無事進行するように神事を執り行うもので、海老蔵と勸玄くんが客席から舞台に上がり、設えられた祭壇に玉串を奉納した。
妻・麻央さん(34)の旅立ちを伝えた23日の涙の会見以来、初の公の場となった海老蔵。ブログでは連日、愛妻のいない喪失感を吐露。この日朝も「あの日から涙のでない日がないです」とつらい胸の内を記していたが、修祓式では、直前まで行われた稽古の疲れも見せず気力あふれる表情。また、時折、勸玄くんに話しかけるなど、優しいパパとしての一面も。
勸玄くんは夜の部「駄右衛門花御所異聞(だえもんはなのごしょいぶん)」で白狐役を演じ、海老蔵と親子2人での宙乗りに挑戦する。歌舞伎史上最年少での宙乗り。麻央さんは勸玄くんの晴れ姿を見ることを闘病の支えにしていたが、そんな母親の気持ちをくんでいるのか、式では父親の隣に寄り添い、歌舞伎役者の顔。宮司の読み上げる祝詞を頭を下げて聞いていたほか祭壇の前でも深く頭を下げ、役割を果たした。
歌舞伎座によると、今公演の夜の部のチケットは完売(当日券の分はあり)。また、修祓式は神事のためこれまで非公開としてきたが、今公演への注目が高いことから報道陣に公開するという異例の運びとなったという。
勸玄くんの出演については、海老蔵は日々のブログで心境を吐露。26日には勸玄くんが「舞台でない。といいだした」とことを明かし、「まいってる上に更に参る。もはや降参。降参です…」と途方に暮れている様子をつづったほか、27日には「母を失いそして大舞台をさせること、本当にすまない、本当にすまない判断だったと、酷な判断な結果となってしまった、と反省」と複雑な思いも。それでも28日には「互いに頑張ろうね。ママが見守ってくれてるから 一緒に頑張ろう」と呼びかけて気合を入れ直していた。
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- 最終更新:6/29(木) 22:24提供元:スポニチアネックス
つらい中でも頑張る姿。
素晴らしいですよね。
おのれの逆境にずぶずぶにはまり込み、嘆きからはい出せないことってありますよね。
そんな中、神様の力を借りてでも、前に進もうとする思いは素晴らしいです。
忘れるわけではない。無視するわけでもない。
心の糧にして、より大きく、強く飛んでいくためのステップとして自分のこころとからだに取り込んで前に進むのは素晴らしい。
肉体があれば制限もあるが、心だけになれば、境界がなくなる。
いつまでもともにいることができる。
それに気づくことができたものは、強く、大きく、立派に羽ばたくことができるはず。
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